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ここだけの話文化・習慣

シーミー

清明祭と書き、毎年、春分すぎから4月中に行われる行事です。

この時期、観光客の皆さんがお墓の前を通ると、とっても異様な光景を目撃してビックリすると言います。沖縄独特のお墓である亀甲墓の墓前にゴザが広げられ、大勢の人が重箱の料理を食べ、泡盛やオリオンビールを酌み交わしているのです。

けっして、お墓までピクニックに来たのではありません。これは先祖の霊を慰める目的で、門中(親戚のこと)が各地から墓に集まって墓前に香をたき、泡盛や重箱を供えて、にぎやかに歓談しているのです。

最近は、本家の家族や近い親戚だけで行なったり、それぞれ別のシーミーと掛け持ちする人も増えた為、小人数化の傾向にありますが、それでも20〜30人程度参加するシーミーは珍しくありませんし、なかには60人もの親戚が集まってにぎわうお墓もあります。もっとも以前は、100人以上参加するシーミーもあったというから、先祖を敬う沖縄の風土って強烈ですよね。

亡くなった人をいつまでも大切にする沖縄の習慣はそれ自体にも意味がありますが、なによりも、大勢の親戚が集まって、先祖をも抱きこみながら繰り広げる壮大なコミュニケーションの手段こそ、我が沖縄の誇る文化のひとつと言えるでしょう。


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